by 梅津志保
実家に帰った時、家族でかき氷を作った。
妹と姪、私がテーブルを囲み、かき氷を作る母の手元を見つめる。順番にかき氷が渡され、食べ終われば、代わる代わる、ガラスの器を母に渡し、お代りをお願いする。ガラスの器は、メリーゴーランドのようにクルクルと食卓を回る。美しい時間だと思った。
日常の中にある美。かき氷の色、夏の日差し、皆の笑顔。そんな幸福な時間を忘れずにいたいと思う。
帰りの電車からは、隅田川の大きな花火を見ることができた。
夏は、まだこれから。2015夏、暑さの中で、俳句と歩く。
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