2015年4月13日月曜日

兎走る

by 梅津志保


国宝絵巻「鳥獣戯画」の本格的な修理が終わり、4月末から特別展が東京で開催される。

鳥獣戯画の作者は、誰なのか詳しいことは分かっていないらしい。でも、100年経った今でも、私たちは、つい笑顔になって作品を見る。そんな作品を残した作者、いい仕事をしているなぁと思う。

そして、この絵には説明する文字が無いことから自由に想像できるという楽しさがある。
俳句につい理屈や説明を入れて「あー、違う違う」と思うことがある。私を置いて、兎は走り、蛙は笑う。もっと自由で、もっとよく見て。

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