by 梅津志保
「豆句集みつまめ」その七粒目(2015年立冬号)が完成した。
全国に飛び立っていった(郵送させていただいた)みつまめ。もう冬支度は始まっているのだろうか北海道、まだ暖かいのだろうか沖縄へ。皆さまのポストにポトリと落ちるみつまめ。同じ時間に受け取っていただいても、外気の違いはそれぞれなのだろうと想像する。
今回、夏に合宿を行った。富士山までの小さな日帰り旅行。車が山道でカーブしながら、梨木香歩さんの小説の話で盛り上がり、俳句の何を大切にしているか話し合い、この7号にたどり着いた。
たくさんの人、たくさんの俳句に支えられ、自分の作品が生まれること。
ハナミズキの赤い実に、雨粒がキラリと光る暖かい夜。傘は閉じて、上を向いて歩いた。
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